RX470マイニングエディションはUE4で使えるか?
先日、RX470マイニングエディションでFF15ベンチがちゃんと動いてそれなりの数値が出た、という記事を書いたけど、UE4が動作するかテストするのを忘れていた。
noroue4.hatenablog.com
このRX470はマイニングファーム崩れの中古が安売りされていることで話題になった、映像出力のないマイニング専用のグラボ。
グラボに映像出力端子がなくても、Win10で設定したらマザーボードの映像出力端子を利用してRX470を活用できるということで、うまく使えばお得なグラボになる。
現時点ではまだ店頭にあるそうだ。
話題になってからそろそろひと月だけどもう需要は少ないのか、それともそろそろ売り切れるのか、どっちだろう?
RX470マイニングエディションはUE4で使えるか?
意外にも、特に設定することなくUE4はRX470を使ってくれた。
FF15ベンチでは必要だった、システム設定からの使用GPU設定すら必要ないようだ。
CPU内部のiGPUもなにやら仕事をしているようだが、何の負荷だろう?
ただ、GPUにもCPUにもまだ余力があるにも関わらず、FPSは70前後までしか上がらなかった。
処理した映像をそのまま出すのではなく、内臓のiGPUに渡してから出力するためにオーバーヘッドがあるのだろうか?
FPSの差があるのではっきりとは言えないが、GPU使用率的にはGTX1060と比べても同等の余裕があるように見える。
Elemental Demo
以前、RyzenAPU 2500Uを積んだノートパソコン、Thinkpad E585でのUE4動作ベンチにも使った、Elemental Demoを動かしてみる。
これはかなり重めなプロジェクトだが、十分に動作している。ただ、やはりGPUにはかなり余裕があるのになぜかFPSは60FPS前後にとどまっている。フルスクリーンで実行して十分な負荷をかければRX470をフル稼働させることもできる。問題点はなぜかFPSが70前後以上には上がらないことだけで、十分な性能を発揮できている。
結果
特に設定の必要もなくRX470マイニングエディションを使ってくれるし性能も十分なので、UE4はRX470の使い道としてアリかもしれない。
UE4エディタ上だけでなく、パッケージとして生成したゲームも自動でRX470を使ってくれるようだ。
低価格でUE4入門機を作るにはいいかもしれない。
ただしFPSが60程度までしか上がらない可能性があるので、高FPSが必要なゲームを作りたいなら気を付けないといけない?
Ryzen APU 2500UやGTX1060 3GBでUE4を動かしたときとの比較はこちら。
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